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Web音遊人(みゅーじん)
ヤマハミュージックジャパン運営のWebマガジン
アーティストにインタビュー記事が掲載されました。
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web掲載Web音遊人(みゅーじん)ヤマハミュージックジャパン運営のWebマガジン 2023年1月22日(日)三原市芸術文化センター会館15周年記念 林英哲と英哲風雲の会
2023年1月15日(日)神戸国際taiko音楽祭2023会場:神戸国際会館こくさいホール web掲載Web音遊人(みゅーじん) ヤマハミュージックジャパン運営のWebマガジン 2022年11月23日(水・祝)第31回名曲・午後のオーケストラ
2022年11月3日旭日小授章 授章林英哲 授章コメント旭日小綬章 受章、思いがけないことでした。太鼓は思わぬ遠いところまで響いて、いろいろ迷惑をかけるのが常で、でもこの度は、それこそ自分からは最も縁遠いと思われるところから栄誉を下さるというお知らせで、そういう伝わり方をするのかと、驚きうろたえています。そういうところに響いているとは、思っていませんでしたから。 1.もともと太鼓演奏を目指して始めた道ではないのですが、様々な縁があって、51年、続けて来ました。日本の太鼓で自己表現する、自作自演の独奏者は私以前にはいなかったので、自分を実験台にして試行錯誤しながら匍匐(ほふく)前進してきたようなものです。 2.太鼓芸は注目されにくい分野です。日本の太鼓芸にかぎらず、音楽の中で、打楽器は主役ではなく旋律の伴奏役、裏方になることが多い。日本の太鼓も、常に祭や踊りの伴奏の「お囃子」役。音楽として自立する分野とは思われていなかった。打ち手が注目されたり、演奏家として職業にするなんて、あり得なかったのです。ならば、やってみよう、と思ったわけです。誰も手がけてないのなら、逆に手つかずなのだから、そこに創作の入り込む余地があるんじゃないか、と思ったのです。僕はもともと美術志望だったので、人とはちがう表現を求めることは当然だと思っていました。美術では落書きやガラクタと思われるものからでも、人を感動させる作品は生まれています。 4.「王道にして邪道」でありたい、という言い方を、2月のサントリーホールでの古稀コンサートでしたのですが、えらそうですが、そのままの本音です。僕には、本物の太鼓の境地に出会った、という、口で説明できないような厳かで神秘的な体験があって、その経験が、今も一人で打ち続ける大きな支えになっています。太鼓という宇宙生命の根源のような音に出会った、それを経験してしまった者ゆえの運命を自分は生きているんだろうと、大げさな言い方になりますが、でもこの歳になってそう思います。−−−−血の通った真実の音さえあれば、表現はどんな風にもできる、邪道もいとわず−−−−と、そう思いながら、まだこれからも作品を創って行きたいです。 2022年10月23日(日)林英哲×淡路人形座
2022年10月18日(火)篠崎史子ハープの個展XV50周年記念会場:東京オペラシティ コンサートホール タケミツメモリアル |
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