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「ウクライナ・キエフ国立オペラ劇場公演編」day 4
千穐楽。昼公演(9月24日12時開演)
キエフ国立オペラ劇場での公演は連日大盛況で大成功! 一般発売は完売状態で当日立ち見もおり、オペラ劇場のダンサーや劇場関係者も大勢袖で食い入るように観ていた。
前日のダメージが残るものの、ペース配分も集中力も抜群に良く、最後まで出し切って充実の演奏内容でした!
特に2部の『澪の蓮』は舞台作品としての完成度に目と耳の肥えた観客は勿論、劇場関係者やスタッフも感動(驚いていた)様子。
たった5人で世界の舞台で勝負できる作品力と表現力。そして、それを支える肉体と精神。
大太鼓を打つ時、袖から見える師匠の表情が、僕ら全員を毎回鼓舞し奮い立たせる。
肉体の限界で勝負しているその姿と妥協のない音楽へのこだわり。やはり師匠は表現の鬼なのだと思う。いや、もはや仏。
角大使曰く、
山田耕筰先生以来となるキエフ国立オペラ劇場での日本人単独公演らしい。劇場主催で単独の公演をするのもあまり前例が無いとの事。(ほぼ連日、自主公演でバレエとオペラが交互に上演されているようで)貴重な経験をさせて頂いた(因みに12月にはキエフバレエが何回目かの来日をするらしい)。
現地スタッフ陣も優秀で、度々オペラやバレエでジャパンツアーに参加しているようで「オツカレサマー、サヨナラ」と声をかけ握手を求めてくれた。
終演後はバタバタとパッキングしトラックに楽器を積みようやく終了。
夜はレパートリー公演で「ジゼル」をやるので舞台上は再びバレエの世界に。
夜は大使公邸で打ち上げを兼ねて大使からの夕食のご招待。
バーレーンの時の話や今回の公演の話のあれこれ、それから世界中の舞台や音楽、劇場建築の事など(角大使は元々建築家志望とのこと)。
シェフのスペシャルメニューに舌鼓を打ちながら、大いに公演の余韻を堪能しました。
そんなこんなで、明日は夕方のフライトで帰国の途に。午後少し観光予定。
さすがに全身が痛い……。
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